
年賀状大賞
愛知県 愛知県立豊田西高等学校 1年 川原 湊
つたえたいあいて:おともだち
講評
よく見るとそれぞれ違う舌の伸ばし方をしている蛇たちが愛らしく、一見シンプルですが見る人を飽きさせません。一番下の蛇だけが右側からはがきの外に出ていく形も、画面全体をよく引き締めています。紙の上に分厚く乗せられたインクの、ぽってりとした質感も魅力的でした。このように随所に散りばめられた細やかな工夫により、形や色彩の要素を限定する版画技法の効果が、はがきという画面のなかで存分に発揮されています。
宮下 咲 先生