年賀状大賞

宮城県 峰岡 順

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つたえたいあいて:お母さん


講評

 紙版画による作品ですが、コラグラフという銅版画に近い技法によってこの 作品はできています。作者の卓越した技術によって生み出される重厚な表現はさすがと言う他ありません。勿論、技術だけで人を感動させる作品ができるはずもなく、作者のお母様に対する優しい想いと繊細な視点がこの作品の素晴らしさに繋がっているのでしょう。どこまでも澄んだ蛇の眼差しの美しさ。審査を忘れて見入ってしまいました。お母様もきっと喜ばれたことでしょう。

鈴木 吐志哉 先生